光のインターネットが遅いときの原因と対処

光ファイバーのインターネットを契約し、以前は速かったのに最近みんなが使う時間帯(夜8時付近)になるとネットの速度が遅くなる方は、以下の条件のどちらかに当てはまれば、記事を読むと速度を改善できる可能性があります。

■速度改善条件
①2012年3月31日までに光ファイバーのインターネットを申し込んでいる。
②使用しているルータが2010年代前半に製造されたもの。

ここにたどり着いた人はもう他のサイトも見てIPv6が関係しているかもと思っているかもしれません。この解決方法で困ったのでその状況と対処を列記しておきます。

1.最初に確認すること
・自分の回線の接続がIPv6になっているか確認する。
以前のアドレス(インターネットの住所)規格がIPv4だが、この接続だと通信に渋滞が発生して遅くなる。まずはIPv4、IPv6どちらでインターネットに接続しているのか確認しましょう。
①以下のところにアクセスし、ネットの速度が表示されたら「詳細を表示」を押す。
https://fast.com/ja/
②「クライアント」というところに表示されるアドレスを確認する
A.3桁区切りの12桁(0は省略される)で表示されている(192.168.11.1)
⇒IPv4
B.4桁区切りの32桁でアルファベットも混ざって表示されている(12aa.34bb.56cc.78dd.91dd.23ee.45ff.67gg)
⇒IPv6
Aだったら改善の余地があります。Bならば本記事とは別のことが原因です。以下、Aとなっているとして話を進めていきます。

③IPv6で接続できていない原因を見つける
混雑するIPv4で接続されているのですいているIPv6に置き換えたいのですが、原因が様々なところにあります。順番に確認しましょう。
・プロバイダとの契約内容を確認する。
⇒IPv4 over IPv6が使えるようになっているか確認する。
例 ぷらら⇒ぷららv6エクスプレス
ASAHIネット⇒フレッツ・v6オプション
これが申し込まれていない場合、プロバイダに連絡してIPv6接続にしたい旨連絡して申し込み(大概無料)を行うと、速い回線に接続できる一つ目の準備が整います。

・ルータがIPv6に対応しているか確認する。
これは盲点でした。IPv4 over IPv6なんて名前なので、ルータがIPv6に対応していなくても速くなるとばっかり思っていましたが、ルータが古くてIPv6対応となっていないと、回線の条件が整っているのに遅いほうのIPv4で接続されます。これは、確認した環境で比較的新しい別のルータを試しに接続させてみたところIPv6接続でき、元のルータで接続すると相変わらずIPv4のままになったことから気づきました。ルータ本体に型番が記載されており、その型番でgoogle検索すると仕様を確認できるので、仕様にIPv6の文字が出てくるか確認してみましょう。全くIPv6の文字が出てこないルータを使用している場合、プロバイダに話して回線をIPv6対応に変更してもルータが原因の可能性が高いため速くなるかは不明です。これで二つ目の準備が整います。

2.対処内容
先のプロバイダ契約でIPv4 over IPv6になっていない場合、ネット申し込みで改善できます。
ただし、申し込んでも弾かれた事例がありました。その一つが、ひかり電話の接続方法です。事前に確認しておくと、手続き開始後に弾かれないのでスムーズです。

「開通のご案内」に記載されているお客様IDを確認し、頭の3文字が「COP」となっている。(タイプ1)
⇒タイプ2でないとIPv4 over IPv6に申し込めないようです(ひかり電話の規格が古いと移行対応できない)。NTTに連絡し、タイプ2の回線に切り替えてもらってください。
「開通のご案内」に記載されているお客様IDを確認し、頭の3文字が「CAF」となっている。(タイプ2)

タイプ2ならばそのままIPv6接続するためのフレッツ・v6オプション等に申し込むと変更してもらえます。

万人の改善になるかはなんともですが、少しでも改善が見られれば幸いです。

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